相続の知恵袋Archives
相続手続きシリーズ⑫

返納する書類② パスポート

運転免許証同様、パスポートにも有効期限があるため、期限を過ぎれば自動的に失効します。
しかし、有効期限が5年・10年と長く、悪用される危険性がないとは限りません。
義務はありませんが、なるべく早く無効化することが望ましいでしょう。

用意するものは?

・被相続人のパスポート
・被相続人が亡くなったことを証明できる書類(戸籍謄本や住民票除票等)
・指定の申請書(窓口でもらえます)

 

どこへ提出?

・各都道府県内のパスポート発給窓口で無効化の手続きを行います。

 

いつまでに行う?

・期限はありませんが、お亡くなりになった後速やかに行うことが望ましいとされています。

 

パスポートの無効化手続きを行った場合、運転免許証と同様に、希望があれば、無効化したパスポートを返してもらうことも可能です。顔写真も貼付されていますし、共に行った海外旅行の大切な思い出に思いを馳せることもあるでしょう。無効化の手続きをしたうえで、故人の形見として、大事に保管しておくのもよいかもしれません。

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