相続に関する書籍の税金コーナーで必ず出てくる「課税価格」というキーワード。
相続財産、課税遺産総額、取得金額など似たようなキーワードがありますが、並べて解説されると良く分からないので今回は課税価格に絞って解説します。
要約すると生前贈与も含めて、各人が相続するプラスのもの(不動産、預金、生命保険など)から、相続するマイナスのもの(債務、葬儀費用)を差し引きした残額を「課税価格」といいます。
ちなみに1000円未満の端数は切り捨てます。
課税価格は相続人はもちろんのこと、遺贈によって財産を取得する第三者についても計算されます。
この課税価格の合計額が財産の全体像ということになります。
しかし、この金額に税率を乗じるわけではありませんのでご注意下さい。