相続の知恵袋Archives

「相続税シリーズ」の記事一覧

58 相続税シリーズ58

公益事業に財産を贈与した場合

2019年12月1日

贈与税には、非課税となる贈与があります。その一つが、公益事業を行う者に対する贈与です。公益事業とは、例えば、慈善事業、宗教の普及、社会福祉、科学技術の知識の普及、学術の研究などが挙げられます。このような公益を目的とする事業を行う者に対して、その公益を目的とする事業に使われる財産を贈与した場合には、公益事業の保護育成の観点から、贈与税は課されませ[…]

57 相続税シリーズ57

贈与となる場合とならない場合とは

2019年11月29日

「お金や物をもらうと贈与税がかかってしまう」と思いますが、実は、贈与税の対象とならないものもあります。贈与税は相続税を補完するための税金です。もしも贈与税が無かったら、財産のすべてを贈与してしまえば、相続税を払わなくて済んでしまいます。そうならないために、贈与税があるのです。しかし、相続税が課税されるのは、個人となりますので、相続税の対象ではな[…]

56 相続税シリーズ56

相続税の申告書の提出期限

2019年11月27日

遺産の総額(小規模宅地の特例適用前の金額)が基礎控除額を超える場合において、配偶者の税額軽減の規定の適用がないものとして税額を算出した場合に、納付すべき税額が発生した下記の方は、相続税の申告書を相続の開始があったことを知った日の翌日から10か月以内に提出しなければなりません。また、10か月以内に日本に住所及び居所を有しないこととなるときは、その出国[…]

55 相続税シリーズ55

保険金をもらった場合

2019年11月7日

保険が満期を迎えた場合や、被保険者が死亡した場合などには、保険金が支払われます。この保険金については、契約状況によって、相続税、贈与税、所得税がかかります。①被相続人が保険料を支払っていた死亡保険金 → 相続税②保険金受取人が保険料を支払っていた場合 → 所得税③保険金受取人以外が保険料を支払っていた場合(①を除く) → 贈与税保険金には、剰余金、割戻[…]

54 相続税シリーズ54

贈与がいつ行われたかの判断

2019年11月5日

贈与税の申告をするにあたり、重要なことの一つが、その贈与がいつ行われたかということです。贈与が行われた時期によって、申告期限や、財産を評価する時期などが決まってくるからです。なお贈与には、口頭による贈与と、書面による贈与があります。 ①口頭による贈与いわゆる口約束により贈与すると言った場合、その贈与の時期は、贈与をすると言った時ではなく、実際にそ[…]

53 相続税シリーズ53

贈与税の納税義務者(原則)

2019年10月17日

贈与税は、原則として、贈与を受けた個人(人間)が納税義務者となります。納税義務者は次のように分類されます。1.居住無制限納税義務者2.非居住無制限納税義務者3.居住制限納税義務者4.非居住制限納税義務者1と2は、日本国内、国外にある財産の贈与を受けた場合に、贈与税の納税義務者となります。3と4は、日本国内にある財産の贈与を受けた場合に、贈与税の納税義務者と[…]

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