相続の知恵袋Archives

106 相続手続きシリーズ㊻

遺族年金の請求⑤ 生計維持要件

2019年10月30日

遺族年金を請求する人は、亡くなられた人によって生計を維持されていたという要件が必要です。その要件を「生計維持要件」といいます。具体的には次の2つの要件を満たすことをいいます。1.同居していたこと2.請求する人の前年の収入が850万円(または所得が655万5千円)未満であること。2つの要件を満たしていることを証明するために、年金請求書と一緒に次の書類を添付[…]

105 相続税シリーズ53

贈与税の納税義務者(原則)

2019年10月17日

贈与税は、原則として、贈与を受けた個人(人間)が納税義務者となります。納税義務者は次のように分類されます。1.居住無制限納税義務者2.非居住無制限納税義務者3.居住制限納税義務者4.非居住制限納税義務者1と2は、日本国内、国外にある財産の贈与を受けた場合に、贈与税の納税義務者となります。3と4は、日本国内にある財産の贈与を受けた場合に、贈与税の納税義務者と[…]

104 相続税シリーズ52

贈与税の課税方法

2019年10月15日

個人に対する贈与税の課税方法は、原則として「暦年課税」という方法で課税されます。「暦年課税」とは、その年の1月から12月までに受けた贈与の総額から、基礎控除額110万円を控除した金額に対して課税する方法です。「暦年課税」は、その年の1月から12月までに受けたすべての贈与が対象となりますので、その年に複数の人から贈与を受けた場合には、その複数の人から受けた[…]

103 相続税シリーズ51

延滞税

2019年10月13日

税金をその納付期限までに納付しないと、延滞税というペナルティがかかります。延滞税は、納付期限から起算して納付する日までの期間に応じて請求されます。延滞税の割合は、納期限の翌日から2か月を経過する日までは、原則7.3%、その後は原則14.6%となっておりますが、実際は2か月を経過する日までは、特例基準割合+1%と7.3%のいずれか低い率、2か月を経過する日後[…]

102 相続税シリーズ㊿

物納の手続きを時系列にまとめてみました

2019年10月11日

相続税を現金で一時に支払うことが難しい場合、物納の手続きをとることができます。物納の手続きの流れを簡単な時系列にまとめてみました。相続開始から10か月以内・納付方法の検討・物納財産の選定・物納申請書類の提出申請期限後3か月以内・提出書類の訂正、再提出等・物の財産の現地調査・物納に必要な措置・物納の許可または却下許可後1年以内物納の撤回許可後5年[…]

101 相続税シリーズ㊾

相続税の物納の撤回

2019年10月1日

相続税を物納で納める申請をした場合でも、物納の許可を受けてから1年以内であれば、その撤回をすることができます。物納の撤回をするには、「物納撤回申請書」または「物納申請撤回承認兼延納申請書」を税務署に提出します。「物納申請撤回承認兼延納申請書」を提出した場合は、担保を提供する必要があります。物納の撤回の承認を受けると、税務署より納付すべき税額が通[…]

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