相続の知恵袋Archives

76 相続税シリーズ㉝

相続時精算課税贈与を受けた人が届出書提出前に亡くなった場合

2019年7月18日

贈与により財産を取得した人が、相続時精算課税選択届出書を提出する前に亡くなった場合は、その亡くなった人の相続人が10ヶ月以内に当該届出書を提出することで、贈与を受けて亡くなった人の相続時精算課税を有効にすることができます。この規定がある理由は、仮に自己財産が100万円、贈与によりもらった財産が2000万円だった場合で考えてみますと、相続時精算課税(2500万[…]

75 相続税シリーズ㉜

相続時精算課税贈与を受けた人が先に亡くなった場合

2019年7月16日

相続時精算課税による贈与を受けた人が贈与した人より先に亡くなった場合には、相続時精算課税による贈与を受けた人の相続人が、その相続時精算課税に係る権利義務を承継します。つまり、そもそもの贈与をした人が亡くなった時に権利義務を承継した相続人が相続時精算課税による贈与を受けたものとして税額を計算します。ここで注意すべきは、先に亡くなった人の相続人は贈[…]

74 相続手続きシリーズ㊱

定期購読している新聞の手続き

2019年7月14日

新聞の定期購読は「契約」ですので、亡くなられた方から相続人に権利義務が移行します。そのため、その契約を引き継ぐ「名義変更」または「解約」の手続きが必要です。連絡は、新聞を発行している新聞社ではなく、故人の住まいを管轄する販売店に行います。購読料の領収証があれば、販売店の連絡先が書いてあります。販売店がわからない場合、インターネットを使って検索す[…]

73 相続税シリーズ㉛

相続人が納める相続税の額

2019年7月13日

相続税は、亡くなった人のすべての財産の総額を基に計算されます。すべての財産を、法定相続人が法定相続分ずつ取得したものとして、それぞれの法定相続人の相続税額を計算し、その合計額が亡くなった人の遺産に対する相続税の総額となります。この相続税の総額を、それぞれ財産を取得した人の財産の取得割合によって按分計算した金額が、財産を取得した人各々が納めるべき[…]

72 相続手続きシリーズ㉟

財産調査 保険金支払通知

2019年7月12日

生命保険の死亡保険金の請求や解約の手続きをすると、保険会社から「お支払明細書」「振込内容のお知らせ」等のお知らせが届きます。支払明細等の書類を確認すると死亡保険金だけでなく配当金や未経過保険料、前納保険料、遅延利息等の記載がある場合があります。死亡保険金はみなし相続財産として、死亡保険金の非課税限度額(500万円×法定相続人の人数)を超えるとき、そ[…]

71 相続税シリーズ㉚

葬儀費用の範囲

2019年7月11日

相続税を計算するとき、葬儀費用を相続財産から差し引くことができます。相続財産から差し引くことのできる財産は、以下の通りとなります。・葬儀費用、埋葬費、納骨代・遺体や遺骨の回送費・お通夜の費用・お布施・死体の捜索費用、運搬費用以下のものは葬儀費用とはなりません。・香典返し・墓地、墓石等の購入費用・初七日法要、四十九日法要等の費用

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