ひげ所長のひとりごとArchives

2021年4月 April

1月8日にスタートした緊急事態宣言は2度の延長を経て、先月22日全面解除されました。とはいえ、東京都の1日あたりの新規感染者は現在も300人程度と下げ止まり感は否めません。鳴り物入りで日本に届けられた「ワクチン」もいつ順番が廻ってくるのやら…。

宣言期間中ほとんどの飲食店は7時半オーダーストップ、8時閉店。仕事の打合せが長引いて、続きは食事をしながらと思っても店が見つからず…(涙)。

その何十倍もの苦労を強いられているのが飲食店側。事務所のある新宿国際ビルと通りをはさんだところのハイアットリージェンシー東京、先月一杯で中華を除く飲食店が閉店しました。会席料理の店も鮨屋も鉄板焼きも。とりわけ鉄板焼きはオープンしてまだ2年も経っていないんじゃないかな…。私自身近所ということもあって30年来の付き合いがあっただけに衝撃的でした。

コロナ禍でも売上を伸ばしている飲食があります。「バーチャルレストラン」というサービスを展開する「TGAL」。テガルと読みます(笑)。デリバリー専門の約40のブランドを提供しています。

分かりやすく説明するとこんな感じ。唐揚げが有名なA店をTGALが口説いてフランチャイズ化できるようにレシピを作ってもらいます。一方コロナ禍で苦戦している定食屋B店は、店にあるフライヤーを利用して唐揚げをA店のレシピ通り作ります。販売はネットからです。お客がA店の唐揚げが食べたいと思って検索すると近所にあるA店がでてきます。そのA店こそ実はB店です。ネットで注文を受けたB店はウーバーイーツなどを利用して、A店として唐揚げをお客に届けます。いわば飲食の二毛作です。

B店にしてみれば新たな設備投資をしなくても売上を増加させられる。メニュー的にテイクアウトが難しかった飲食店もこれで道が開けそうです。極論すればド素人でもアパートの一室で開業できるかも…。

今般のコロナ禍、ビジネスの大きな転換期となりそうです。

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