例年どおり1月はSGAの昇給の月でした。夏・冬2回の賞与を含め、私が最も頭を悩ませる時です。
従来であったら、一旦基本給を決めてしまえば、賞与の額もある程度見通しがつくのでさほどではありませんでした。仮に基本給が30万円、賞与が4ヶ月分だとすると年俸は480万円。この年俸がその人の実力に見合っているかを他の人のそれとの比較で考えていけばよかったのですが…。
ところがこの1~2年、その構図が全く通用しなくなりました。その原因は残業手当です。
多い人になると年間200万円近くになります。年俸480万円と想定していたものが、いきなり680万円にはねあがってしまいます。誤解されるのを恐れず極論すれば、仕事の効率が悪い人ほど高給とりになってしまいかねません。
このあたりの調整が本当に難しく悩ましい!!
昨今の「働き方改革」で長時間労働解消のため就業残業時間が厳しく制限されるようになりました。企業規模、業種を問わずです。
ところで税理士は絶滅危惧資格などといわれているものだから(苦笑)求人もままならず。就業時間を短くしたら応募が増えるかもと9時から17時までの7時間労働に変更したことも残業時間が増えた一因であると考えています。
残業時間を減らすためには労働生産性の向上が求められるのですが、これがなかなか厄介です…。
例えば、今まさに佳境を迎えている確定申告業務。ただ資料が集まらないことには全く先に進めず…。いくら効率化を進めようにも、ここだけはお客様頼みです。
昇給の話から最後はグチになっちゃいました。毎年のことながらスタッフ一同連日の残業で確申業務を乗り切ります!
皆さんも陰ながら応援してくださいね!!