お陰様で滞りなく確定申告業務を終えることができました。先月号で資料が集まらないことにはお手上げですとグチをこぼしましたが、それもあってか割りあいスムーズに・・・(笑)。
一昔前までは申告期限の15日といえば、午後からスタッフ全員手分けして申告書をそれぞれの税務署へ提出しに出かけるというのが慣例でした。最後の一人(運悪く一番遠くの税務署行きが当たった人)が事務 所に戻って来て、はじめて終了。マラソン競技の最終ランナーのように皆からあたたかく迎えられていました。今では電子申告の普及でわざわざ税務署へ提出する手間が省け、大助かりです。
その日の夜は「打ち上げ」。例年どこか美味しいお店に全員で繰り出すのですが、コロナ禍もあって2年連続で事務所内での会食となりました。
今回は「寿司」+「ステーキ」。知り合いの寿司職人2人に出張してもらい、別室で握ってもらいました。
用意してもらった寿司は450貫。ボリュームたっぷりの「ステーキ」に充分すぎる程の「酒」、すべてなくなりました。嬉しかったです。
連日の残業に、休日出勤。頑張ってくれたスタッフに対して私の感謝の気持ちが多少でも伝わったかなと感じた瞬間でした。
ところで確定申告の時期になるといつも思い出すシーンがあります。遠い昔のことです。
申告業務は妻に任せっきり、私は営業(?!)で、毎晩のように遅くまで酒を飲んで帰っていました。もちろん提出期限の前日でも。
そして3月15日の朝、テーブルに一枚の紙がおいてありました。
「お疲れ様です。今、夜が明けてきました…」で始まる妻からの手紙でした。
「やばっ!」
でもうらみ言はひとつもありませんでした。それ以来私は彼女に頭が上がりにくくなりました。ゴルフの成績が劣っているからではありません、念の為(苦笑)。
なので確定申告時期は、当たり前ですが、いまのSGAがあるのは私一人の力ではないということを再認識するいい機会になっています。