4月に実施した180度?(360度が一般的)人事評価の結果がでました。これはスタッフ全員から上長である幹部8名に対してのもの。SGA初の試みです。上長が部下に対して行う勤務評定は従来昇給等の査定時に行っています。
項目は13あって、いくつか例をあげると
・チームメンバーに対しての指示・指導が的確である。
・チームメンバーが困っている時には一緒に汗をかいてくれる。
・自ら率先してビジネスを楽しみ、周囲を巻き込むことができる。
とこんな感じ。これらの項目に対して「判断できない」も含めて5段階で評価してもらい任意でコメントも書けるようにしました。もちろん匿名です。スタッフ全員が8名の幹部それぞれについて答えるので、かなりのボリュームになります。私しか見ないことになっているので、当然のことながら誰にも手伝ってもらうわけにいかず、これを集計、分析するのに随分と時間を要しました。なにせ、コテコテのアナログ人間ですから(苦笑)。
私にすれば幹部も可愛い部下ですが、私から彼等を見ている景色とスタッフが見ているのとでは違いがあるのかどうか以前から興味がありました。結果は私が想定していた以上に厳しいものでした。傾向として、責任が重い立場になるほど評定もシビアになりがちです。裏を返すとそれだけ期待されているものも大きいということでしょう。
幹部一人ずつに結果報告をしましたが、点数が出て順位もつくので腑に落ちないという顔をするもの、自分の弱みを改めて認識させられたと納得するもの…。ともあれ部下達が自分をそのように見ているということは紛れもない事実であって真摯に受け止めなければなりません。
結論から言うと、スタッフが望んでいるのは的確・適切なアドバイスはもちろんですが、困ったときに手を差し伸べてくれて「俺がケツをもつから思いっきりやれ」と言ってくれる上長です。全員を満足させるのは至難の業ですが、この理想像に少しでも近づけるように努力してもらいたいものです。
「お前はどうなんだ?」
「9人目に入ってなくて良かった!くわばらくわばら…」(冷汗)。