今、私はWBC侍ジャパン優勝の余韻に浸っています。
桜の開花とマスクからの解放と相まって人々のテンションは最高潮に達したことと思います。私自身、野球というより長嶋茂雄の大ファンでした(古っ!)ので彼の引退後は野球に対してほとんど興味がわかなくなってしまいました。
ところが…。大谷翔平はいいですね!皆さんと同じ気持ちです。投げてよし打ってよし走ってよし、マンガの世界を地で行くような選手です。往々にしてそういったスター選手は女性にだらしなかったり、横柄だったりと社会人として如何なものかというようなところがあったりするじゃないですか。もちろん彼とは個人的な付き合いは無いので実際のところはわかりません。だけどインタビューの受け答えやエピソード等から彼の人間性が伝わってきます。
素晴らしい‼
大谷選手を見ながら「どのような育て方をしたらあんなふうに素直で明るい子になるのかしら」とほとんどの子を持つ親なら思っているのではないでしょうか(笑)。ヌートバー選手のお母さんがめちゃ明るいというのは大会を通じて知ることができました。しかし大谷選手のご両親や家族の情報は全くといっていいほど。おそらく家族への接触・取材はNGというお達しが回っているのでしょう。洩れ伝わってくるのはご両親とも高身長でスポーツ選手だったこと、子供の前では絶対夫婦ゲンカをしなかったという話ぐらいです。
例えば3人の子供を東大に合格させた親の話とかもわるくはないのですが、大谷選手のご両親の話は是非聞いてみたいものです。普通の若者が闇バイトに手を染めてしまうような時代だからこそ尚更です。
ところで、今ある大谷選手に欠かせなかったものの一つが2人の指導者に出会えたことだと思います。花巻東の佐々木監督は野球は当然のこと、彼にマンダラチャート(目標達成シート)を教えました。もう一人は侍ジャパンの栗山英樹監督です。彼は大谷選手がプロ入団前から二刀流として成功することを一貫して信じて疑いませんでした。
翻って私自身、退職していったスタッフや今いるスタッフに対して彼等の人生に資するものを何か一つでも残してあげられただろうかと考えた時に胸が痛みます。そんな大それたこと、そう簡単にはできるわけないですよね(苦笑)。