いつだったか、スタッフと会食していた時の話。
「所長、怒らないで聞いて下さい。」「どうしたの?」
「このあいだ提出した文章、実はチャットGPTで作成しました。でもさすがですね。所長に突っ返されちゃいましたから…。」
これって喜んでいいのか怒った方がいいのか…(苦笑)。
今や猫も杓子も、チャットGPTの話で持ち切りです。念の為、チャットGPTとは米のオープンAI社が開発した人工知能(AI)を使ったチャットサービスのことです。人間からの質問に対して、あたかも人間であるかの如く自然に答える技術が話題となって全世界で利用者が急増しています。問いかけに答えるだけだったら「Hey Siri」もあなどれませんけど…(笑)。小説を書いたり、長い英文を日本語に要約してくれたりもするなど多岐に渡る機能を持っています。
2017年の第17回SGA望年会で、クライアントである株式会社サウンドハウンドの中島社長から音声AIについてご講演をいただきました。その時は実際のデモに会場全体が驚かされましたが、日本で実用化するのはもっと先のことだろうなと誰しもが考えていました。しかしそれからわずか6年で生成AI(チャットGPTも含め)が身近なものになろうとしています。恐らくあと2年もすれば全世界を席巻していることでしょう。日常生活はともかくビジネスの世界は激変します。消えゆく職種がさらに増え、業界再編が加速するかもしれません。
皆さんの会社は大丈夫ですか?
SGAでは今月中に各人が使用できるよう生成AIを導入いたします。避けて通れないものであれば積極的に取り込んでいくべきだと考えています。そしてSGAが生き残る為には生成AIを利用したスマートな財務的業務はもちろんのこと、一方地味でアナログ的な業務にも取り組む必要があります。
その決意の表れが「まるごと経理®」です。13年前に立ち上げたサービスですがIT(AIも)を駆使してバージョンアップを図りました。皆様に煩雑な経理事務の手間を省いてもらい、本業に専念していただきたいという思いを込めたサービスです。チラシを同封しましたので是非お目通し下さい。
生成AIによってもたらされる異次元の情報量と質。各人(社)の経験・体験のみが差別化を図り、説得力を持つことができます。頭でっかちの人間は粗大ゴミ化するかも。