お陰様で無事終了しました。確定申告業務。
皆さんご承知の通り、国をあげての一大イベントです。2月16日から3月15日までの1カ月間に申告期限が設けられているのでスタッフの重圧感と不安感は並大抵のものではありません。法人のお客様の場合、決算までの各月の数字はほぼ把握できているし、相続のお客様は申告期限が亡くなってから10ケ月と比較的余裕があります。
一方、所得税のお客様の場合は一年分の資料がドサッとまとめて送られてくることと、しかもそれが不完全であることが多いので、期限内に終わらせることができるのかとても不安にかられるからです。申告打ち上げのスタート時間が15日18時だったにも関わらず、その15分前に新宿郵便局本局に申告書を持ち込んだスタッフがいたことからもその際どさがお分かりいただけるかと思います(苦笑)。
ところで、今年は確定申告料金の改定をさせていただきました。皆様にはご理解を賜りまして厚く御礼申し上げます。平成7年の事務所開設以来、申告料金にはほとんど手をつけてきませんでしたので、改定料金が従来と比べて2倍3倍になったお客様もいらっしゃいました。この改定でたとえ申告件数が減ったとしても、売上高が従来と同じだったらそれで良しと腹をくくりました。
何故なら、連日21時22時までの残業に加え土日の出勤。そこから少しでも皆を解放してあげたかったのです。また大企業が大幅な賃上げを打ち出すなか、内部留保がほとんど無いに等しい中小企業は価格転嫁と業務の効率化は避けて通れません。そういった意味でも、このタイミングでの改定は中小企業経営者としての賭けでした。その結果、奇跡的に申告件数は1割程度の減少におさまりました。ご理解いただきたいというスタッフの懸命さに、お客様がおおらかなお気持ちで応えて下さった結果だと思っております。本当にありがとうございました。
新料金については近隣の会計事務所を参考にしましたが、まだまだこなれていない部分もありますので早急に手をつけてまいります。今般の料金改定は、お客様に来年の申告をご依頼いただけて初めてご理解いただけたことになると考えています。スタッフ一同、一層気を引き締めてまいりますので、私を含めご指導の程宜しくお願いいたします。