外国人の観光客が多いです。
事務所の隣がヒルトンホテル、向かいがハイアットリージェンシーホテルなので特にそう感じるのかも知れません。ヒルトンホテルのベルデスクなどは、夥しい数のスーツケースが所狭しと並べてあります。チェックイン前やチェックアウト後に寸暇を惜しんで観光に出掛けるのでしょう。桜のシーズンは日本全土がピンク色に染まり、さながら桃源郷とでもパンフレットに紹介されているのでしょうね。欧米のだったらユートピアか(笑)。
過日こんなことがありました。
朝方中央線の電車に5人の外国人グループが乗っていました。母親らしき女性と女の子が座席に、その前には父親らしき男性が赤ちゃんを乗せたベビーカーを、その横にはおそらくおばあちゃん。囲むように日本人の乗客がいました。その人達の冷ややかな視線が、シートに座っている女の子に注がれていることに気が付きました。女の子が土足でシートに。洋画では靴を履いたままベッドに寝そべったりするシーンを見かけることがあるので、彼等は気にしないんでしょうね。
でもここは日本です。私は父親に「Please take off her shoes」と耳打ちをすると、彼は驚いて「Oh, Sorry!」と同時に妻に一言。母親は慌てて女の子の靴を脱がせました。父親は嬉しそうに笑顔で、私に「Thank you so much!」。
以前の自分だったら絶対にありえなかったことです。電車内で外国人が乗っているのを見かけただけで、他の車両に移っていたくらいですから(苦笑)。というのも、髭を生やしているせいか、昔から外国人によく話しかけられました。何を尋ねられているのか、どう返事していいのか…自信がなかったのだと思います。
変われたのは10余年前から始めた英会話レッスンのお陰です。
先生は最初のセスから現在のジャスティンに至るまで5人。ストレスフリーでたわいのない日常生活についての会話です。続けているうちに最初は聴き取れなかった英単語が少しずつ繋がるようになってきて、相手が言っていることさえある程度分かれば、あとは中学生の時から学んできた英単語を並べて返事をする。まあこんな程度ですけど…(笑)。
昨今、瞬時に通訳できる優れものも販売されていますが、やはり生が一番!
先述の外国人達も、何故冷たい視線が自身にむけられているのか注意されるまで気が付かなかったと思います。そういった意味で多少なりとも国際親善に役立ったかも知れません。
そういえば、ニュージーランドに帰国していた4人目の先生マークが来日します。一杯やりながらここでも国際親善に努めます(笑)!