1月6日が仕事始めだった方も多いと思います。
SGAもそうでした。例年当日の朝、近くの熊野神社に全員で参拝し、事務所に戻って全体ミーティング、その後全員揃ってのランチという流れです。
今年はSGA開所30周年ということもあって、内輪だけでささやかなランチパーティーを開きました。それに先立つ全体ミーティングでは、各自昨年の反省と今年の抱負を話します。気になったのは若手スタッフのコメントです。
「今年の抱負は税理士試験の~(受験科目)に合格することです」
ほとんどがこんな感じです。ダメとはいいませんが、ここは職場です。せめて「上場企業の申告書を書けるようになりたい!」とか「入力業務のミスを0にする!」とか…仕事に関する言葉を毎年期待しているんですけどねぇ。
入職希望者の面接をしていると勘違いしてくる子がたまにいるんです。税理士の受験勉強は予備校で習い、会計事務所では実務を教えてもらってと…。「そんなんだったら逆に授業料もらうよ」って言ってあげるんですけど(苦笑)。税理士の受験勉強はもちろん実務でも役には立ちます。法人の決算申告書や個人の確定申告書の作成時には特に。
しかし、企業の経営者の方とお話したり経営のアドバイスを求められたりした時には税法以外の知識や情報が必須となります。もちろん自分自身で経験したことや体験したことに基づいてお話しできれば最高でしょうけれど、これはごくまれ。やはり新聞・書籍やTV等、メディアから得ざるを得ないでしょう。私がいつも口を酸っぱくして言っているのは、日経新聞をデジタル版で必要と思うところだけを見るのではなく紙で読むこと。なぜなら広告1つにもビジネスのヒントが埋もれているからです。それと、最低限テレ東のガイアの夜明け・カンブリア宮殿・TBSのがっちりマンデーは忙しければ録画しておいて倍速で観ること。なぜなら多くの経営者の方々は観ておられるだろうし、私もそうしているからです。
経営者にとって仕事のことは頭の片隅から離れることはありません。どうやって売り上げを増やそうか、次のビジネスの戦略はと考えた時に上記のコンテンツにはたくさんのヒントが隠されています。日経の「私の履歴書」(先月は伊藤忠商事会長 岡藤正広さん)などは、自分もいつかはこんな風に活躍したいと若い時には心を躍らせて読んだものです。1週間の内、1時間や2時間くらいの時間は割けるでしょ?どうせくだらないTVは観ているんだろうからと、幹部に話したところ「所長、今の人はYOUTUBEを観ていてTVは観ないです」ですって(苦笑)。
上場企業のサイバーエージェントの藤田社長は役員から「社長が自社のABEMAを一番見てますね(笑)」と言われる度にむっとするとどこかに書いていました。「暇で見てるんじゃねぇんだよ!」こんなガラの悪い言葉は使ってなかったかな(笑)。