ひげ所長のひとりごとArchives

2025年4月 April

この4月、SGAでも新卒社員を迎えます。林凜(はやしりん)です。

3年前に仲田智哉を採用して以来です。

中央大学2年生だった彼女が立川にある私の弟のお店でアルバイトしていた時のこと。たまたま訪れた私に弟が「彼女、税理士試験受けるんだって」と声を掛けてくれました。「うちでアルバイトしない?」弟の店でのバイト回数を減らしてSGAに来てもらいました。気持ちよく送り出してくれた弟には感謝です。

それから約3年、事務所の行事には全部出席し、ときには手作りスイーツを皆に振る舞ってくれる等すっかりSGAの一員になりきっています(笑)。昨年10月の山口への研修旅行では、サプライズで内定式を行いましたが、随分と喜んでくれました。

ところで彼女を迎えるにあたり、頭を悩まされたのが初任給です。「いよいよ初任給30万円超えの時代が来た!」このニュースに皆さんも驚かれたことと思います。自分の時の2倍だ3倍だと随分と話題にもなりました(古過ぎるか)。

一部の金融機関・ユニクロなどのアパレルやハウスメーカーなど大企業が主ですが、初任給を引き上げるということはそれにつれて他の社員の給料も引き上げるということを意味します。人件費が急増し、経営にも影響がでてくると思いますが、その対策は…。優秀な新卒を採用する一方で中高年層を切り捨てて帳尻を合わせようとしているのでしょうか。このことは早期退職者の募集件数と人数が急増していることからもうかがえます。人件費UPの原資は売上高の増加か経費の削減です。企業の99.7%が中小である日本の場合、大企業の下請けも多く価格転嫁が難しいといわれています。

私達、会計事務所の場合も報酬UPは至難です。驚くなかれ私がこの業界に入った40数年前から顧問料の金額は大きく変わっていません。それを今でいうなんちゃってDX化でしのいでいるというのが実状です(苦笑)。SGAでは税理士10余名OB税理士5名。他に中小企業診断士・行政書士・宅建士。SGAと同規模でも税理士は所長1人だけという事務所は数多くあります。はっきり言ってそういった事務所と価格面だけで勝負するのはとてもしんどいです。

昔から日本人は目に見えないサービスにはお金を出さないと言われてきましたが、昨今良いサービス・アドバイスには対価を支払うという風潮に変わってきつつあります。お客様にとって有用なサービスをご提供し続ければ、報酬UPに繋がりひいては人件費もアップできるということを信じて精進して参ります。

話が脇道に逸れてしまいました。初任給の話でしたね(笑)。

ちなみに、その当時26歳大学院卒の私の初任給は10万円でした。どれほどの期間働けば家が持てるようになるんだろうかと、たそがれていた自分がいました。

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