皆さんにとってのささやかな贅沢って何ですか? 例えば、卵は「ヨード卵光」にしているとか。雨の日には駅から家までタクシーに乗っちゃうとか、安売り品ではない「高級ティシュ」を使っているとか…(笑)。 私の場合はワイシャツのクリーニングかな。ずっと「デラックス仕上げ」。普通と比べて値段は2~3倍します。どこがかって、包装が違います。ビニール袋じゃなくてセロハンの袋だし、湿気を取る為か畳んだワイシャツの間に白い薄紙がはさんであります。 もちろん仕上げが違ったりするんでしょうがそれは二の次。薄紙のシャカシャカという音を聞きながら毎朝セロハンの袋からワイシャツを取り出す。「まるで新品のようだにゃ」「さあ今日も一日頑張るぞ!!」こんな調子で私のエンジンはかかります。 先ほど仕上がりは二の次と書きましたが、ここ最近、襟元の仕上りが気になり出しました。ある時など襟に空気が何カ所も入っていてベコベコ状態。それに気付いた後は一日中憂鬱でした。クリーニング店の窓口で現物をみせたところ「これはひどいですね」。その後も工場には何度か注意してもらったのですが、とりわけ1枚だけどうしてもきれいに仕上がらなくて…。 実は以前からのクリーニング屋さんは閉店してしまった為、今のお店はここしばらくの付き合いです。東京・埼玉に約70店舗展開している大手です。小さい店にできて大手ができないわけないと思うのですが、ご多聞にもれず熟練の職人さんが不足しているんでしょうね。だけど、私のささやかな贅沢がこのままでは台無しになってしまう。 店を替えるしかないかとネットで調べていた矢先のこと。店頭から電話が入り「今回も仕上りが良くないので、工場に戻しました。夜になってしまいますが、工場から直接ご自宅に届けます」とのこと。その夜遅くに届けてくれた人は工場の人かと思いきや、なんとこのクリーニング会社の常務さんでした。ご迷惑おかけしてすみませんと平身低頭でした。お客の声、店頭の声が大手クリーニング店のNO2にやっと届きました。 組織が大きくなればなる程、お客様の声は上層部に届きにくくなります。届くように工夫をしている会社しか成長は望めないと思います。人の振り見て我が振り直せ。お客様の声は私の耳に届いているのかしら⁈歳のせいにはできません!
7月に入って梅雨の戻りか連日ぐずついた天気が続いています。しとしと降り続く雨を見ていると、決まって子供の頃に観た映画のワンシーンを思い出します。どのような内容だったのか全くと言っていいほど覚えていませんが、小学生の時学校の視聴覚室で観た映画です。 学校行事で西武園ユネスコ村を訪れていた主人公の子供が突然雨に降られ、ひとり取り残されたインドネシアの家の中で泣きながら雨宿りしているシーンです。降りしきる雨の中、インドネシア戦線で亡くなった父親を偲んで涙を流していたのかな…?やはり雨の日が続くと気が滅入りますね。 とってつけたようですが(笑)、そんな気持ちを吹き飛ばすべく新入社員歓迎会を兼ねた暑気払いを催行しました。今回は貸し切り船での東京湾クルーズです。以前にも書きましたが、コロナ下でのイベント開催はかなりの勇気と決断が要求されます。参加者一人にでも感染者が出ればほぼ全員が濃厚接触者となり、事務所を閉めなければならない事態になるからです。そうなればお客様に大変なご迷惑をおかけすることになってしまいます。 何故、かように多大のリスクを冒してまでイベントをやるのか?理由はいくつかありますが大きくは2つ。事務所における一体感の醸成とスタッフのガス抜き。とりわけ新入社員の3人にはSGAのリアルな姿に接することによって皆と打ち解けてもらいたかったのです。 当日は快晴真夏日。暑気払いにはうってつけです。ハイライトは船の屋上デッキから眺める景色!!北風が吹かなければ着陸態勢に入る飛行機を真上に見られるということで私はひそかに楽しみにしていました。船は知らぬ間に滑走路の手前まで移動していて、係員の案内で、デッキに上がると…。 あっ!轟音を響かせて巨大な飛行機が2~3分おきに頭上を通過していきます。迫力満点!!皆、童心に帰って大きな声をはりあげて飛行機に手を振っています。そうこうしている内にデッキから見える都心のビル群が夕焼けで真っ赤に染まっていき、おまけに花火までが。大感動です。海外でも何回かサンセットクルーズに参加しましたが、全く比較にならないぐらいです。 一時だったにせよ、私自身全てのことから解放された気分になれました。但し今は大変リスクを伴いますのでくれぐれも皆様まねをなさらないように願います(苦笑)。
円安に歯止めがかかりません。昨今1ドル=135円近辺で推移しています。 80円前後だった2010年頃私は銀行に何回か足を運び1000$ずつ換金していました。その時の$はとっくに使い切ってしまいましたが、10万円(1000$)以上の物を8万円で購入することができたので、ずいぶん得した気分になったことを覚えています。 この調子が続けば不景気で物価高(スタグフレーション)になりかねません。政府が長年にわたり物価高を創出しようとさんざん苦労していたのに皮肉なものです。 景気が良くならないのは将来に対する国民の不安があるから。だから、買い手控える。あたりまえのことです。 景気を良くする特効薬は人口を増やすことしかないと考えています。政府も少子化には頭を悩ませていますがこれだという打開策はいまだに出てきません。時短がすすめば生活にゆとりができて子供が増えるなんて落語のような話ですね(笑)。 そんな折、衝撃的なニュースが入ってきました。内閣府の発表ですからおそらく真実だと思います。 独身の20代男性の35.8%はデートした経験がない。同じく女性は25.1%。20代男性の65.8%が配偶者や恋人はいない。同様に女性は51.4%。 えーっ!少子化対策もここから始めなきゃかいっ!って感じですよね(笑)。このような結果になった要因は単純なものではないことはわかります。 私が不安を覚えるのは、むしろ情操の問題です。 皆さんも思い出してください。20代の頃って恋愛したり失恋したり、それで気持ちが高揚したり、傷ついたり。それらのことは人々にとってかけがえのない経験、思い出になり、このことが人の感情を豊かにし、人に対する思いやりを醸成していくのだと思います。彼女、彼氏がいなければ却って仕事・勉学や趣味に費やす時間が増えてこれはこれでいいという考えもあるとは思いますが・・・。 このままだと数十年後の日本はアンドロイド的人間で埋めつくされてしまいそうでこわいなあ。
たまたま棚の整理をしていたらセピア色をした20数枚のレポート用紙がでてきました。 その存在すら忘れていたのですが、私が平成8年から30年まで毎年書き留めた「新規顧客一覧」。左側半分には順番に番号がふってある新規顧客の会社名。右側半分は見込顧客が。 平成8年というと私がSGAを開業した翌年にあたります。この年、新規顧客は39件。ちなみに一番多かったのは平成27年の69件。逆に少なかったのは平成23年の17件でした。その都度書き足したり消し込んだりしていたので用紙はボロボロです。 それはまさしく私とSGAの歴史そのものです。 一昔前まで新規顧客は銀行、生保・損保等の金融機関や既存のお客様からの紹介が主でした。今ではありえない話ですが、SGA開業当時は近辺の銀行に手土産をもって挨拶まわりをしていたぐらいです。 私自身いろんな方と毎晩のようにお付き合いをして昔ながらの泥臭い営業をしていました。私を知ってもらえさえすれば見込み客を紹介してもらえるという自信もありました(笑)。 しかし、ここ数年は廃業・倒産や解約(折り合わずこちらからお断りする場合もあります)件数も少なくなく、一方思うようには新規獲得も難しくなってきています。 そもそも会計事務所を人から紹介してもらうというよりお客様自身でネットから探して、比較してから決めるというパターンができあがりつつあるのと、営業をかける対象者が私よりはるかに年少になってしまって声をかけずらいということもあります。その上昨今のコロナ禍も…。 「新規が増えないまま廃業解約等が増えていったらSGAの将来がどうなるかわかるよね」「顧問料や決算料だって無くなる時代がくるかもよ」とスタッフには折に触れ話をしているのですが、どうもピンときている様子がありません(苦笑)。 危機感をあおりすぎるのもどうかと思うのですが、各々が危機感と問題意識を持ってくれれば、担当先の経営者の方々の悩みや不安を共有できるのではないかと考えています。 「そうなればお客様にも頼りにされ新規のご紹介も増えてくるのになあ」とひとりごちてしまいました(笑)。
4月13日、第50回SGAゴルフコンペ記念大会を無事催行させていただきました。 一口に50回と言っても25年の歳月を要しました。コロナ禍で2年間延期しましたので実際には27年です。このように長期間続いているコンペは私の周りでは皆無です。 一度でもコンペを開催なさったことがおありの方はおわかりだと思いますが、実際手間も費用もかかります(苦笑)。コンペ会場探し、参加者の募集、景品の購入、馬表の作成、組合せ等々…。組合せ一つとってみてもゴルフのハンデ、年齢、職種、相性etcを考慮して決めていくのですが、キャンセルが出てしまいまたいちからなんてこともしょっちゅうです(泣)。コンペなんてやめてしまえと思ったことは一度や二度ではありません。 じゃ何故続けるのか? 継続は力なりという言葉がありますが、ご承知の通り継続することは成功につながるという意味です。コンペの場合の成功とは何でしょう。 お客様同士やお客様とSGAとの親睦?半日ご一緒するわけですからある程度同伴者の人となりは分かります。当然のことですが仕事の話もでるでしょう。お互い馬が合えば契約に繋がるかも知れません。実際そういう例はいくつもありました。 しかし何となく感じるのはコンペ自体を営業の場と考えている人が少なくなったような気がしています。だとすればそもそもコンペへの参加意義がうすれますよね。 バブルの頃、個人ではなかなかゴルフ場の予約が取れず、コンペ自体が有難がられる時代がありました。ましてや名門コースでプレーするのは夢のまた夢でした。週刊ダイヤモンドが例年4月頃「行ってみたいゴルフ場」特集号を発刊していたぐらいです。なのでSGAコンペは名門コースで!と。 コロナ禍で幻となってしまいましたが50回記念大会を福岡県の古賀C.C、芥屋(けや)C.Cにこだわったのもそんな理由からでした。でも昨今は名門コースだから是非参加したいというような風潮ではなさそうです。 SGAコンペを今後も続けるのか、第50回記念大会を区切りとして中止するのか?非常に悩ましいところです。 SGAコンペのスタート当初の役目は寂しいかな終えた感がしています。 春秋2回名門コースでなどと気負わずに、今後は肩の力を抜いて、ゴルフを純粋に楽しみたいという方の為の場を提供していけたらと今は考えています。
お陰様で滞りなく確定申告業務を終えることができました。先月号で資料が集まらないことにはお手上げですとグチをこぼしましたが、それもあってか割りあいスムーズに・・・(笑)。 一昔前までは申告期限の15日といえば、午後からスタッフ全員手分けして申告書をそれぞれの税務署へ提出しに出かけるというのが慣例でした。最後の一人(運悪く一番遠くの税務署行きが当たった人)が事務 所に戻って来て、はじめて終了。マラソン競技の最終ランナーのように皆からあたたかく迎えられていました。今では電子申告の普及でわざわざ税務署へ提出する手間が省け、大助かりです。 その日の夜は「打ち上げ」。例年どこか美味しいお店に全員で繰り出すのですが、コロナ禍もあって2年連続で事務所内での会食となりました。 今回は「寿司」+「ステーキ」。知り合いの寿司職人2人に出張してもらい、別室で握ってもらいました。 用意してもらった寿司は450貫。ボリュームたっぷりの「ステーキ」に充分すぎる程の「酒」、すべてなくなりました。嬉しかったです。 連日の残業に、休日出勤。頑張ってくれたスタッフに対して私の感謝の気持ちが多少でも伝わったかなと感じた瞬間でした。 ところで確定申告の時期になるといつも思い出すシーンがあります。遠い昔のことです。 申告業務は妻に任せっきり、私は営業(?!)で、毎晩のように遅くまで酒を飲んで帰っていました。もちろん提出期限の前日でも。 そして3月15日の朝、テーブルに一枚の紙がおいてありました。 「お疲れ様です。今、夜が明けてきました…」で始まる妻からの手紙でした。 「やばっ!」 でもうらみ言はひとつもありませんでした。それ以来私は彼女に頭が上がりにくくなりました。ゴルフの成績が劣っているからではありません、念の為(苦笑)。 なので確定申告時期は、当たり前ですが、いまのSGAがあるのは私一人の力ではないということを再認識するいい機会になっています。
先日、SGA恒例の「暑気払い」を開催いたしました。今から遡ること40余年前のこと。8月初旬の税理士試験直…
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