ひげ所長のひとりごとArchives

2021年12月 December

「縁は異なもの」人間同士のつながりは不思議なもので、どこで結ばれるか分からない面白いものだという意味です。
つい先日M氏とたまたまゴルフを一緒にする機会がありました。日頃お客様やスタッフと話すことが多いせいか、プライベートでは私自身意外と言葉数少なめです(笑)。信じてもらえないと思いますが、この年で人見知りもします。
なので初めてゴルフをご一緒した方とざっくばらんに打ち解けることは少ないんです。
ところがこのM氏、とても気さくな人柄でしかも私と同い年。「ちょっと山本リキンダ!(ショットの時に力んでしまったこと)」若い人なら引いてしまうようなダジャレも気兼ねなく…。また、氏が女子プロトーナメントのプロアマ戦に参加した時に女子プロと撮った写真を見せてもらったり…。とても和気あいあいとした楽しい一日でした。
実はこのM氏、従業員が16,000人もいるS社の副社長さんだったんです。しかもこのS社からSGAはクライアントを何社かご紹介いただいたことがあるんです。
S社とガッチリ組めるとSGAも安泰なのになぁなんて考えていたこともありましたが、なかなか上の方とお会いする機会に恵まれないでいました。
S社との窓口である長濱にM氏のことを話すと「マジっすか?!」
あつかましいとは思いながら、早速M氏に電話をかけるとゴルフ場での雰囲気そのままにアポを受けて下さいました。
後日大手町にある本社に長濱と二人で伺うと、都心のビル群が見渡せる立派な応接室に通していただき、なかなかお会いすることが叶わなかった担当部署の部長さんまで同席してくれていました。
振り返ってみればSGAのクライアントのほとんどがご紹介からです(今でこそHPをみての飛び込みもなくはないですが)。クライアント0からスタートして現在に至るまで、ご紹介をいただくのにどれほどの苦労をしてきたことか。
SGAの若手のスタッフもそういったことを理解し、今迄以上にクライアントに寄り添ったサポートを心がけてもらいたいと思います。
そういえば、クライアントになっていただいている上場会社のD社も代表ご夫妻と私達夫婦がたまたまゴルフをご一緒させていただいたご縁からだったことを思い出しました。
コロナ禍で人との出会いは減ってしまいましたが、いただいたご縁のひとつひとつを大切にしていきたいと思います。

2021年11月 November

地球温暖化だあーといっていたら、急に寒くなって一気に冬の気配がしてきました。例年12月には「望年会」を開催してきました。
昨年はコロナ禍で中止せざるを得なかったため、皆様に聞いていただけなかった大橋博樹先生のお話を今年こそは是非と考えていました。
年に一度の「望年会」を心待ちにして下さっているお客様がいらっしゃいます。我々にとっても日頃お会いする機会の少ないお客様と接する絶好のチャンスなんです。
とはいえ、都内のコロナ感染者数が100名を切るようになった現在でもまだまだ予断を許さない状況です。参加いただくお客様の安心安全を考えるとやはり今年も中止せざるを得ないかと…。
じゃじゃーん!それでもあきらめないのがSGA流。
リアルがダメならリモートで!!
そんなわけで今年は「リモート」望年会を開催いたします。
コロナ禍になって外出が制限されたり、営業が敬遠されたりで不便を感じておられると思います。リモートでの打合せや会議はなさっていますか?
私自身昨年からウェブ会議なるものを利用するようになりました。リアルと比べてお互いが話すタイミングがとれなかったり、表情を汲み取りにくかったり。
さらに本題以外の話をしずらいという点で味けないです。普段用件に入る前とか後に雑談をかわすじゃないですか。意外とこの雑談が相手の人となりが表われていたりして興味深いですよね。
リモートであるがゆえ、ビジネス上カットされがちな雑談部分を楽しもうというのがリモート飲み会の効用の一つだと思います。とはいっても私自身リモート飲み会は一度もありません。
私の妹がタイに駐在していて帰国できない夫と週に一~二回リモート飲み会しているようですが、これが結構楽しいらしいです(笑)。
そんなわけで皆様にも是非一度リモート飲み会を経験していただこうと考えています。
設定等苦手な方にはSGAスタッフが懇切丁寧にお手伝いさせて頂きます。
病みつきになるかもよ!!

2021年10月 October

次期首相を決める総裁選の火蓋が切られました。
ご承知の通りこの戦いは菅さんの総裁選不出場表明から一気に激しさが増し、誰が勝つか混沌としてきました。永田町ではえげつない権力闘争が繰り広げられているのでしょうね。
菅さんについては毀誉褒貶相半ばですが、誰もが認めるところは「スピーチがヘタ」「言葉が響かない」という点です。原因は官僚が作った原稿を棒読みするからです。
「まあ、そのう」とか「あーうー」とかお笑いのネタにされた元首相もいましたが、精一杯自分の言葉で話そうとしている気持ちは国民に伝わっていたと思います。安部前首相のように、いくら上手にしゃべってもさほど誠意が感じられないのも問題ですが…(苦笑)。
何故棒読みになるのか?私自身経験がありますが原稿を自分の言葉のように読むのは至難の業です。10年程前だったかと思いますが、「SGA望年会」での挨拶の時です。それまでは原稿を下準備してそれを暗記するようにしていました。
しかし、その年はその労力が無駄なような気がして、「そうだ、原稿を読もう」ということにしました。いざ、本番。一旦原稿に眼をやってお客様に向かって話す。アナウンサーのイメージで!!ところが、お客様から手元に眼を戻した時どこまで読んだのか度々分からなくなって、原稿から眼を離せなくなってしまいました。結果は散々で、恥ずかしくてその場から消えてしまいたいくらいでした。
それ以来、話す内容は大雑把に決めていますが、後は出たとこ勝負。その時以上の恥はかくこともないでしょうから、怖いもの知らずです(笑)。
話がそれてしまいましたが、要するによほど練習するか訓練していない限り原稿は棒読みせざるを得ないと思います(後半はプロンプターを使っていましたが…)。官房長官としてはそれが通用してもトップである首相としてはふさわしくないと判断されたのでしょう。
さらに質問に対する答えがかみあっていないことが幾度となくありました。
例えば「出口はいつか?」の質問に対して「対策を徹底し、ワクチン接種を推進する」とか「政策が奏効していないのではないか?」に対して「感染者が増えた原因はデルタ株である」とか…。
いつもイライラさせられていました。こんな受け答え、子供には悪影響だなぁ。
これも原稿をまる読みするからです。そもそも官僚が作る原稿はつっこまれない為に全て守りの内容になっているそうです。状況は分かっている感を出し、最後は「ですから、ワクチンについて全力でやっている」このフレーズ、耳にタコができる程聞かされたと思います。
これを皆さんが読まれている頃には新しい総理大臣が決まっているはず。新首相は国民に対して自分の言葉で訴えかけてくれるのでしょうか。きっとそうなることを信じています。

2021年9月 September

先月号に引き続き2020五輪について。
メインの開会式は祭日だったこともあってご覧になった方も多かったのではないでしょうか。私は早朝からゴルフに出かけていたので、開会式が始まったのが夜8時だったこともあり、夢うつつの中で見ていました。
この開会式、直前に音楽担当者が辞任したり、ショーディレクターが解任されたり。それ以前からもゴタゴタ続きでそのせいもあってか全体的に統一感がないように感じました。総花的で年末の「ゆく年くる年」をバラエティー風に味付けしたようなものと言った人がいますが言い得て妙です(笑)。
もともと、2020オリ・パラを契機として日本固有の文化資源を再確認し、ブラッシュアップすることで観光立国を目指したはず。その伝統文化代表が「木遣り」と「海老蔵」でしょうか。前者は小池都知事が選挙の折に世話になったからとか、後者は森前JOC委員長がひいきだからとか、何事も矮小化してしまうのが今の日本社会の悪いところ。
一方、現代文化の代表はアニメ、漫画、ゲーム等(?)。選手団入場行進時の国名プラカードは漫画の「吹き出し」をイメージ、入場曲はドラゴンクエスト等のゲーム曲。アニメもゲームにも興味のない私は恥ずかしながらさっぱり解りませんでした(汗)。
極めつきは「閉会式か?」と見まがう雑然とした選手団の入場行進。しかもスマホ片手に。あちゃー、日本選手団まで!? 規律正しい行進を指示されていたはずでしょうに…。
「今の時代はこうなんだ、これでいいんだ」と自分に言い聞かせようにも頭が混乱するばかり。やっぱりメイン席前では「頭右っ!」で右手を高く掲げ、一糸乱れず入場するのがいいなぁ。ぼやっとした頭でこんなことを考えてしまいました。
現在8月24日15時。つい先程、事務所隣の中央公園へブルーインパルスを見る為にでかけました。曇り空で3色のカラースモークはよく分からなかったけれど、規律とお互いへの信頼があればこその編隊飛行に思わず鳥肌が。
時代がどのように移り変わろうと、規律の正しさが求められる場面というものは、少なからずあるはずです。

2021年8月 August

いよいよ東京オリンピック・パラリンピックが開幕しました。言いたいことは山ほどありますが、ここまで来たら成功裡に終わることを願うばかりです。
前回は私が小学校6年生の時でした。生徒に各種競技の入場券が割り当てられ、私は陸上競技を選んだような気がします。何故記憶があやふやかというと、降雨の為その競技は中止になってしまったからだと思います。なので、2020五輪は私にとっては最後のチャンスだったわけで、とりわけ陸上男子100m決勝を観てみたかった(涙)。
当時は戦後復興を世界にアピールすべく、国立競技場はじめ各種競技場の新設・東海道新幹線の開業に、首都高速道の整備・ニューオータニやオークラなどホテルのオープン。日本国中が沸きかえっていたような気がします。
とはいっても開催4か月前の世論調査では「費用がかかり国民に負担をかけている」「五輪より先にすべきことがある」等、反対が約60%と、(今般のコロナ下での開催中止を強く求めるようなものではないにしろ)国民が冷めた眼でみていたことが分かります。
しかし大会直後の世論調査では約90%が「五輪は日本にとってプラス」と答えた。この変わり様は何か?アスリート達の競技に向きあう姿勢、勝敗を争う興奮、日本人を応援する一体感…。やはりスポーツが持つ意義・効果のなせる技だと思います。きっとこれを利用することによって自身の起死回生を図ろうとしているんでしょうね、菅さんは。
ちょうど今朝開会式を待たずにソフトボールの初戦が行われていました。主戦の上野投手が緊張感からか一点を先取されただけに、観ている方も自然と手に力が入ってきます。外野席に誰ひとりとして観客が居ないのはとてもシュールですが、ほとんど気にならなくなっているのが不思議です。
将来、2020五輪は何と評されるんでしょうかね。そんなことはさておき、部屋を涼しくして熱~く応援することにしますか(笑)。

2021年7月 July

先月20日、3回目の緊急事態宣言が解除されましたが、東京都他はまん防に移行することになりました。飲食店での酒類提供は限定付きですが認められることになりました。飲食店側からすれば酒の提供を、首を長くして待ち望んでいただけにうれしさも半減といったところでしょうか…。
近頃私はアルコール無しでは好物である串揚げや天ぷらなどは従来の半分程度しか食べられなくなっていることに気がつきました(どうでもいい話ですが。笑)。実はアルコールには「理性の座」ともいわれる大脳新皮質の働きを鈍くする効果があって、それによって感情や食欲etcの本能的な部分を司る大脳の古い皮質の働きが活発になるそうです。これが揚げ物をたくさん食べられなくなった原因で、一方行政が酒類の提供を制限する理由はここにあるかもです(苦笑)。
そう考えると酒類の提供を時間で制限するのは無意味で、一人ビール1本までとか酒量で制限するほうが理にかなっていると思うのですが、皆さんはどうお考えですか?
話は変わりますが、先日日経MJ2021年上期ヒット商品番付が発表されました。
東の横綱はサステナブル商品、西の横綱は買い物テック。前者はコーラのラベルレス容器やユニクロの再生素材衣料などサステナビリティー(持続可能性)を意識した商品。後者はコロナ下の非接触ニーズにデジタル対応する店舗。例えばマクドナルドのモバイルオーダー、ファミマの無人決済店etc。もちろん番付上位に入ったノンアルコール飲料やテレワークスーツなどはコロナ禍が番付を押し上げている感は否めないものの、今や社会の大きな転換期にあることを物語っているようです。
我々中小企業はこの大転換期にどう立ち向かうべきか?こういう局面では姑息な手段は通用しないか、仮にしたとしても長続きはしないでしょう。
この機会に「自分が本当にやるべき仕事(自社が真剣に取り組まなければならない事業)は何か?」を真正面から考え、前向きに必死に取り組むことが大事ではないでしょうか。そしてその仕事(事業)が自分(自社)にとって得になることはもちろんで大事ですが、何より「世の為、人の為」になりうるものであることが転換期を乗り切る必要条件だと思います。ちょっと真面目すぎる答えでしたね。

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