今回は処分が難しい土地、買い手が見つかりにくい土地についてです。
１.形が良くない土地（不整形地）
正方形、長方形など四角形ではない土地を不整形地と呼びます。
L字になっていたり、三角形になっていたりする場合には、建物を建築する時に形状や規模が限られるために、同じ場所にある同じ面積の土地と比較して価値は下がります。
また、建物の敷地は道路に２メートル以上接している必要があるため、２メートル未満の土地は、再建築ができない土地になり、その分価値は下がります。
２.がけ地や傾斜地にある土地
がけ地や傾斜地にある土地は安全性を確保するために、擁壁工事が必要になるため、工事費用がかかり、その分価値は下がります。
３.セットバックが必要な土地
上記１で建物の敷地は道路に２メートル以上接している必要があると説明しましたが、さらに幅員が４メートル以上にある道路であることが建築基準法に定められています。４メートル未満の道路である場合、道路の中心線から２メートル以上後退（セットバック）させる必要があり、敷地面積がその分小さくなる為、その価値は下がります。
所有されている土地が上記に当てはまる場合、買い手が見つかりにくいか、価値が想定以上に低くなる為、早めに不動産調査を実施して、現状把握をなさってみたらいかがでしょうか。
