金融機関や税務署の窓口に毎回長時間並び納税するのを面倒と感じた事はございませんか?今回は非対面で納税ができるキャッシュレス納税について、法人を対象にした代表的な納税方法をご案内致します。
1.ダイレクト納付
e-Taxにより申告書等を提出した後、簡単な操作で預金口座から口座引き落としにより納付する方法です。インターネットバンキングの開設、電子証明書は不要であり、利用者識別番号と暗証番号のみで手続きが可能です。ただし、この制度を利用するために事前に所轄税務署又は金融機関に、書面で「ダイレクト納付利用届出書」の提出が必要となります。源泉所得税の毎月納付など頻繁に納付手続きをされる方、日付を指定して納付されたい方におすすめの方法です。
2.インターネットバンキング等
ペイジー※に対応した金融機関のインターネットバンキングや、ATMを利用した電子納税ができます。e-Taxを既に利用され、インターネットバンキングをお持ちの方は利用することができます。※決済データを伝送するためのインフラサービス
3.クレジットカード納付
「国税クレジットカードお支払サイト」からクレジットカードを利用して納付する方法です。事前の届出は必要ありません。ただし源泉所得税に関しては国税庁が提供している「e-taxソフト(WEB版)」にて申告後、受信通知から納付する手順が必要となります。クレジットカード利用による還元もありますが、納付税額に応じた決済手数料がかかります。利用できる金額は1000万円未満かつカード利用可能範囲内となります。納付期限内にサイトにおいて納付手続きが完了していれば、引落日が期限よりも後になった場合でも延滞税などは発生しません。ただし期限後に手続きを行った場合には延滞税などが発生するためご注意ください。また、税務署や金融機関の窓口では、クレジットカードによる納付はできず、オンライン上でのみ手続きとなっています。
いずれの方法においても領収証書が発行されませんので、必要な場合は金融機関や税務署の窓口で納付することになります。
これらキャッシュレス納税には事前の手続きや準備が必要となりますのでご利用をご検討の際はSGAまでお声がけください。